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みなさんは海外旅行中の現地でのインターネット接続をどうしていますか?
海外でデータ通信をするためにはデータローミング機能を使う、レンタルWi-Fiを使う、SIMカードを入れ替えるなどの方法がありますが、
現地でSIMカードを買うのは外国語での会話でハードルが高い
レンタルWi-Fiは受け取りや返却に手間がかかるし、料金を抑えたい
といった難しさや悩みがあると思います。
そんな悩みを解決するのが「eSIM」。
eSIMは今注目されているネット接続手段で、安い、速い、便利というメリットがあります。
この記事では、eSIMとは何か、その利便性、使い方、注意点、そして海外旅行におすすめのeSIMサービスについて詳しくご紹介します。
海外旅行でのインターネット接続に悩んでいる方、eSIMの導入を検討している方にとって必見の内容です。
スムーズに海外旅行を実現するためにぜひご覧ください!
eSIMとは
eSIMとはembedded SIM(埋め込まれたSIM)の略語で、スマホと一体となったSIMのことをいいます。
これまではスマホに入れてあるSIMカードを入れ替えることで海外でインターネットに接続していました。
一方で、eSIMはスマホに内蔵されているSIMカードを入れ替える必要がなく、QRコードからSIM情報をダウンロードすることでモバイル通信が使えるようになります。
これによりSIMカードの入れ替えという作業が必要なくなっただけでなく、さまざまなメリットが生まれました。
eSIMのメリット
eSIMを利用するメリットは以下の5つがあります。
- 購入から利用まで全てオンラインで完結する
- 料金が安い
- 購入してすぐに利用することができる
- SIMカードの破損や紛失のリスクがない
- 一時帰国や複数国の周遊に便利
一つずつ詳しく解説していきます。
購入から利用まで全てオンラインで完結する
eSIMは購入から接続までの手続きを全てオンラインで行います。
Wi-FiルーターやSIMカードのように空港の窓口で受取や返却をする必要がありません。
旅行にかかる手間を減らしたいという人におすすめの通信手段といえます。
また、Wi-Fiルーターは通信のために持ち運びが必要ですが、 eSIMはスマホにダウンロードして使うため機械の持ち運びが不要です。
そのため、旅行中の荷物が増えずに身軽に行動できることもメリットです。
安く利用することができる
eSIMは販売するための実店舗が必要ないという企業側のメリットもあるため、安く購入して利用することができます。
料金の参考として、台湾旅行3日間を想定したeSIM、レンタルWi-Fi、SIMカードの比較を以下に示します。
台湾旅行3日間の料金 | データ容量 | 通信速度 | |
eSIM(Holafly) | 1,400円 | 無制限 | 3G/4G/LTE/5G |
レンタルWi-Fi(GLOBAL Wi-Fi) | 6,160円 | 無制限 | 4G |
SIMカード(DeSIM) | 1,180円 | 無制限 | 4G/5G |
料金の最安はSIMカードですが、eSIMも大きな差のない金額で利用できることがわかります。
一方、レンタルWi-Fiは他と比べて高いですが、1台レンタルするだけで複数人で利用することができます。
1人旅行や別行動の予定がある人はeSIMやSIMカード、家族や複数人での旅行はレンタルWi-Fiという選び方がいいでしょう。
購入してすぐに利用することができる
eSIMは購入後、QRコードの読み取りやアプリの設定ですぐに利用することができます。
レンタルWi-FiやSIMカードは購入してから受け取るまでに1〜3日ほどかかるので、この手軽さは他の通信手段にはない大きなメリットといえます。
そのため、出発当日や急遽必要になった時でもインターネット接続環境を間に合わすことができます。
ただし、eSIMのインストールにはWi-Fi環境が必要なので日本でダウンロードしておくようにしましょう。
SIMカードの紛失や破損のリスクがない
従来のSIMカードは入れ替えが必要、かつとても小さいので、しっかりと管理しなくてはなくしたり、破損させてしまう不安がありました。
旅行中にSIMカードの紛失や破損の心配をしていたら思う存分楽しめませんよね。
eSIMはカードの入れかえがないので、SIMカードを無くす不安や物にぶつけて壊れるリスクがありません。
このように、eSIMはものがなくなる不安が軽減するという精神的なメリットも持ち合わせています♪
一時帰国や複数国の周遊に便利
eSIMには海外周遊プランや日本国内向けプランが用意されています。
国によって通信環境を変えられます。
また、eSIMを利用すれば
海外に在住していて一時的に日本国内で通信環境が欲しい方や複数の国へ旅行を考えていて手間なくネットを使いたい人にはとても便利です。
eSIMのデメリット
対応していないスマホでは使えない
eSIMの最大のデメリットは全てのスマホに対応しているわけではないことです。
レンタルWi-FiやSIMカードがほとんどのスマホに対応しているのに対し、ここが明確な違いになります。
2024年9月3日時点でのeSIMに対応している機種を以下に示します。
(参考:Holafly eSIM対応機種リスト)
- iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max
- iPhone 11、iPhone 11 Pro
- iPhone SE 2 (第2世代 2020)、iPhone SE 3 (第3世代 2022)
- iPhone 12、iPhone 12 Mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max
- iPhone 13、iPhone 13 Mini、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max
- iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max
- iPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max
iPhone XR以降のものであれば対応しています。
ただし、中国本土や香港、マカオで購入した端末にはeSIM機能がないので注意しましょう。
- Galaxy S23、Galaxy S23 Ultra、Galaxy S23 FE
- Galaxy S24、Galaxy S24 Ultra
- Galaxy A23 5G、Galaxy A54 5G、Galaxy A55 5G
- Galaxy Z Fold4、Galaxy Z Flip4
- Galaxy Z Fold5、Galaxy Z Flip5
- Galaxy Z Fold6、Galaxy Z Flip6
- Pixel 4、Pixel 4a、Pixel 4 XL
- Pixel 5
- Pixel 6、Pixel 6a、Pixel 6 Pro
- Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7a
- Pixel Fold
- Pixel 8、Pixel 8 Pro、Pixel 8a
- Pixel 9、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro(9月)、Pixel 9 Pro Fold(9月)
また、対応機種であってもSIMロックがかかっているとeSIMを利用することができません。
SIMロックとは通信事業者が他社のSIMは登録できないように機能を制限していることです。
自分のスマホがSIMロックかどうかは設定アプリ→情報→SIMロック欄から確認することができます。
SIMロックがかかっていた場合は利用している通信事業者のショップに行くか通信事業者のサイトから申請することで解除することができます。
注文後のキャンセルができない
Holaflyを除いたほとんどのeSIMは購入後にキャンセルをすることができません。
たとえば、渡航先を間違って選んだため利用できなかった、データ容量と日数を誤って買ってしまった場合でも返金されません。
eSIMを購入する際は渡航先、目的をはっきりさせた上で間違いのないように購入しましょう。
電話番号付きの商品が少ない
eSIMはデータ通信専用のものがほとんどのため、電話アプリを使っての音声通話ができません。
ただし、LINEなどの通話アプリを使えば電話をすることができます。
電話をする場合はLINEなどの通話アプリを使うということを覚えておきましょう。
また、国によっては電話番号がないと受けられないサービスがあるので注意しましょう。
eSIMの選び方
eSIMを購入する前に確認しておきたいポイントが4つあります。
購入後のトラブルを防ぐためにも以下のポイントを確認しておきましょう。
渡航先に対応しているか
はじめに自分の旅行先にeSIMが対応しているか必ず確認しましょう。
特に注意しなくてはいけないのは、国が同じでも地域によっては使えないことがある点です。
たとえばHolaflyではアメリカのeSIMを購入したとしてもグアムでは利用することができません。
また複数国への周遊を考えている場合は、全ての渡航先が対象国に含まれているか確認しておかないと、追加で別のeSIMを購入しなくてはいけません。
eSIMは購入後のキャンセルができないので、eSIMの対象エリアは必ず確認しておきましょう。
容量や日数が十分か
eSIMのデータ容量や利用日数はサービス会社によってさまざまなプランがあります。
データ容量についてはメールや地図アプリ、ウェブ検索だけであれば1日1GB程度で十分ですが、動画視聴もしたい人はデータ容量無制限がおすすめです。
ただし、少ないデータ容量のプランを購入したとしても、データ容量が足りなくなった場合は追加で購入することもできます。
利用日数については3日プランのように日数が決まっているものから、自分で利用日数を選べるものまで様々なので、自分の旅行計画にあったものを選びましょう。
日本語サポートがあるか
eSIMの利用が初めての人や使い方に不安がある人は日本語サポートつきのeSIMがおすすめです。
その中でも問い合わせに24時間対応しており、日本人スタッフが対応している は旅行初心者にとって特に安心できます。
eSIMを使いたいけどトラブルが不安という人はサポートの内容についても確認しておくようにしましょう。
テザリングに対応しているか
テザリングとはスマホをWi-Fiルーターの代わりにしてパソコンなどをネット環境に繋ぐ方法のことです。
海外旅行先でパソコンを使って作業をしたい人は必ず確認しておきたい項目になります。
テザリングはパソコンなどをネット環境に繋ぐことに加え、他の人のスマホをネット環境に繋ぐこともできます。
ただし、テザリングはスマホのバッテリーを多く消費するので、外出先でテザリングを行うときはバッテリーに注意しましょう。
おすすめのeSIMサービス6選
これまで説明してきた特徴をふまえ、おすすめのeSIMをご紹介します。
おすすめのeSIMサービスは以下の6つです。
Glocal eSIM
対応国 | 110カ国 |
最安料金 | 中国3日間/3GB ¥1,180〜 |
利用日数 | 3日間〜 |
日本語サポート | あり |
キャンセル | 不可 |
テザリング | 可能 |
- 日本企業のサポート体制
- 日本語の端末設定ガイドあり
- キャンペーン中は大きく割引
eSIMを初めて使う人におすすめなのが日本企業の運営するGlocal eSIMです。
Glocal eSIMには申し込みから利用までの流れが日本語で詳しく説明されており、iOS,Androidの端末設定ガイドも用意されているので、eSIM初心者も安心して設定することができます。
割引キャンペーンが行われているときは利用料金も大幅に下がり、たとえば韓国3日間データ無制限では通常3,280円が1,680円になります。
割引後の料金についてはGlocal eSIM公式サイトをご覧ください。
Holafly
対応国 | 200以上の国と地域 |
最安料金 | 1日データ無制限 ¥700〜 |
利用日数 | 1日間〜 |
日本語サポート | 24時間・365日 LINEやチャットで可能 |
キャンセル | 可能 |
テザリング | テザリング対応機種は可能 |
- 1日から利用できるので、旅行日数に合わせて購入できる
- データ無制限だから容量の心配がいらない
- 返金に柔軟に対応してくれる
- ヨーロッパ向けeSIMでは電話番号が取得できる
多くのeSIMが最低3日間からの利用なのに対し、Holaflyは最低1日からデータ無制限で利用することができます。
短い間しか滞在しない人であれば、Holaflyをうまく利用することで利用料金を抑えることができるでしょう。
また、購入した後でもeSIMをアクティベートしていない場合やSIMロック、非相互性デバイスが原因であれば返金に対応してくれるのもHolaflyの特徴です。
その他、海外で電話番号を取得したい人もHolaflyのヨーロッパ向けeSIMではオーストリア(+43)の電話番号を使って最大60分の通話をすることができます。
Saily
対応国 | 150カ国 |
最安料金 | 1GB/7日間 $3.99(約600円)〜 |
利用日数 | 1日間〜 |
日本語サポート | 24時間チャットサポート |
キャンセル | 不可 |
テザリング | 可能 |
- $3.99(約600円)と格安で利用することができる
- セキュリティーが万全
- データが足りなくなっても追加が可能
Sailyはインターネットセキュリティサービスを提供するNord Securityによって開発されたeSIMなので、万全のセキュリティが整っています。
料金も$3.99(約600円)と他のeSIMと比べても格安です。
一番安いプランのデータ容量は1GB/7日間と多くはありませんが、データが少なくなったときはSailyのアプリから簡単にトップアップすることができます。
VOYAGEESIM
対応国 | 55カ国(2024.4.25時点 VOYAGEESIM公式サイトより) |
最安料金 | 台湾3日間/3GB ¥1,100〜 |
利用日数 | 3日間〜 |
日本語サポート | 土日を含む365日(9:00~18:00) |
キャンセル | 不可 |
テザリング | テザリング対応機種は可能 |
- 日本の上場企業が運営しているので365日日本語サポートに対応(9:00~18:00)
- ヨーロッパ44カ国が対応しており、ヨーロッパでも日本語サポートが受けられる
- 割引キャンペーンが多く行われる
VOYAGEESIMは日本の上場企業が運営しているので、日本語でのサポートが欲しいという人におすすめです。
また、VOYAGEESIMは定期的に割引キャンペーンを行なっています。
割引対象国を選べばお得にeSIMを使うことができるので、気になるキャンペーンがあれば使いましょう。
ただし、VOYAGEESIMの対応機種としてiPhoneはiPhone XS以降のものであれば対応していますが、Androidやその他の端末は動作保証の対象外となっています。
トラブルを避けるためにもAndroidやその他の端末を使用している人は別のeSIMサービスを利用しましょう。
TRAVeSIM
対応国 | 140カ国 |
最安料金 | ASIAプラン8日間6GB ¥1,980〜 |
利用日数 | 8日間〜 |
日本語サポート | 24時間コールセンター、LINEでの問い合わせも可 |
キャンセル | eSIM側の原因でアクティベートできない時は返金 |
テザリング | 可能 |
- 24時間電話での日本語サポート
- ASIAプラン、GLOBALプランがあり周遊に便利
TRAVeSIMはタイで12年以上MVNO事業を展開している日系企業a2network Thailandが運営しているeSIMサービスです。
ASIAプランとGLOBALプランの2つがあり、対象国間であれば国境を跨いだ場合でも利用期間・高速データ通信容量は引き継がれる周遊に便利な内容になっています。
また、中国などのSNSに規制が掛かっている国でも問題なく利用することができます。
日系企業運営なので24時間日本語でのコールセンターサポートがあり、営業時間内はLINEでも問い合わせをすることが可能です。
TRAVeSIMの通信速度は5Gまたは4Gの高速通信ですが、データ容量を使い切った後に追加でGBを購入することはできません。
データ容量を使い切った後は新しいeSIMを再度購入しなくてはいけないことはデメリットです。
旅ともモバイル
対応国 | 150カ国 |
最安料金 | ¥300〜 |
利用日数 | 1日間〜 |
日本語サポート | メールのみ(24時間ではない) |
キャンセル | 不可 |
テザリング | 可能 |
- 300円からという圧倒的なコスパの良さ
- 日本への一時帰国や中国にも対応
コスパを重視する人におすすめなのが旅ともモバイルです。
特徴はなんといっても圧倒的なコスパの良さで、韓国やシンガポール、マレーシア、タイでは1日最低300円から利用することができます。
データ無制限プランは現在韓国とベトナムの2カ国しかありませんが、アジアの旅行先でWEB検索や地図アプリをメインで使う人には格安のデイリープランでしょう。
日本国内や中国向けのプランもあり、多くの国に対応しています。
海外旅行には便利なeSIMを使おう!
海外旅行でインターネット接続ができる便利なeSIMについてご紹介しました。
eSIMには受け取り不要、安い、設定が簡単、即時に使用が可能といったメリットがたくさんあります。
会社によって料金やプラン、キャンセルの可否が違うのでご自身のニーズに合ったeSIMサービスを選ぶようにしましょう。