こんにちは。旅行と食べることが好きなkaiです。
Pedra da Gávea(ペドラ・ダ・ガヴェア)をご存知でしょうか。
ペドラ・ダ・ガヴェアは、ブラジルのリオデジャネイロのチジュカの森にある一枚の岩山のことです。
険しい岩山ですが、その頂上からはリオデジャネイロの景観を一望できます。
頂上まではハイキングで行くことが可能です。
リオデジャネイロ滞在中、僕はペドラ・ダ・ガヴェアハイキングツアーに参加してきました。
スリリングな体験もあり、海外でアクティブな経験がしたいという方には絶好のツアー内容でした。
この記事ではペドラ・ダ・ガヴェアのハイキングツアーについて紹介しています。
ペドラ・ダ・ガヴェアとは
リオデジャネイロのチジュカの森にある一枚の岩山のこと。
標高は844m。
名前は「上帆の岩」と訳され、15世紀のポルトガルの帆船のマストにある観察バスケットに似ていることからこの名前がつけられました。
コルコバードやポンデアスーカルが有名で、ペドラ・ダ・ガヴェアは世界的にあまり有名ではありませんが、頂上からはリオデジャネイロの絶景を見ることができます。
ハイキングの難易度は難しいですが、やりがいのあるアクティビティです!
ペドラ・ダ・ガヴェア ハイキングツアー
ツアー概要
- ツアー料金は約10000円。
- リオデジャネイロの観光地にあるホテルからの送迎あり。
- 対応言語は英語、ポルトガル語、スペイン語
- 24時間前まで無料キャンセル
- 所要時間は8時間
※ツアー予約はExpediaで行いました(2023年12月31日)。
現在同じツアープランがExpediaで検索表示されないので、GET YOUR GUIDE にある類似したツアーでご紹介していきます。
予約はインターネットで事前にすることができます。
宿泊するホテルが決まっていれば、予約時に送迎場所も伝えておきましょう。
僕が宿泊したホテルはピックアップが難しいらしく、ホテルから400mほど離れた場所に来るように指定されました。
ホテルまで来てくれる場合もあれば、指定された近くのポイントに向かう必要もあるみたいです。
送迎時間は前日にメールで連絡が来ます。
天候が悪いと開始時間が変更したり、中止になることもあるそうです。
ツアーに必要なものは動きやすい靴、軽食、十分な水分、日焼け止め、虫除け、以上のものが入るバックパックとツアーサイトに記載があります。
ツアー当日の流れ
6:50 送迎
指定された場所に少し遅れて到着。
集合場所にツアー会社の車は停まっていない様子。
遅れて着いたので出発しまったのかと思いましたが、しばらく待っていると迎えが来ました。
来たのは7:10ごろ。
迎えに来た車に会社のロゴはなく、普通の乗用車でした。
どれが送迎の車かわからないので、運転手に話しかける必要があるかもしれません。
参加当日の天気は曇り。
天気予報を確認して問題ないと判断されたのでツアーの集合場所へ出発です。
大雨などの天気が悪い場合には中止になることがあります
7:50 ペドラ・ダ・ガヴェ ハイキングツアー 集合場所に到着
送迎場所のラパ地区から車で30分ほどでツアー集合場所に到着。
ここで同じツアーに参加するメンバーと合流します。
麓のキャンプがあり、売店もありました。
ここで飲食物の購入が可能です。
長時間の参加になるので、飲み物や食べ物を持ってきていない人はここで買っておくのがいいと思います。
水分は最低でも1Lは持っていく必要があります。
ツアーサイトには3L必要と記載されているので飲料は多いほどいいです。
この日は8人のグループに参加してハイキングしました。
僕たち2人の他にブラジル人のガイド、ウクライナ人のペア、ポルトガル人のカップル、アメリカから一人旅で来た女性がメンバー。
ガイドはブラジル人ですが、英語はとても堪能でした。
気さくな性格で、フレンドリーに話をしてくれます。
8:30 ハイキング開始
初めは石畳で塗装された道を進んでいきます。
進んでいくと塗装がなくなり、次第に足場が悪くなっていきました。
気をつけながら進んでいきます。
周りは当たり一面の緑。
ブラジルの大自然を感じられて気持ちいい。
この日は暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい気温でした。
1月のブラジルは真夏ですが、湿度が日本のように高くないので、比較的過ごしやすいように感じました。
道中は自然でできた道だけではなく、人工的に作られた木板の上を渡ることもあります。
途中何回かの休憩を挟みながら進んでいきます。
道中には別のツアーの人たちもいました。僕たちの他のツアー会社の団体が2組参加しているみたいです。
休憩をとりながら、登り始めて2時間半ほど。
岸壁にたどり着きました。
ガイドによるとロープを使ってここを登るらしいです。
結構急だけど大丈夫?
と思ったら雨が降り出してきました。
小雨かと思っていたら次第に強くなり土砂降りに。
辺りは次第に霧も濃くなってきました。
雨が降っている間は岩壁が滑るので進むことができないので、雨が弱まるのを待つこと。
待つのはいいけど、ここ岩場というかもはや崖…。
落ちたら間違いなく死んでしまう。
天気が悪いと中止になる理由は、景色をよく見られないのもありますが、危険で岩場を登れないからという理由もありそうです。
半袖で登っていたの、雨で濡れて寒いし、カバンに入れていたお金やパスポートも濡れてしまいました。
天候が悪い日は防水カバーや羽織れる上着を持ってきた方がいいかもしれません。
20分ほど待って雨が弱くなったので、岩場を登り始めます。
さっきまで雨が降っていたから、かなり滑る!
安全のために補助具を着けているから大丈夫とはいえ、スリリングです。
気をつけながらなんとか岩場を登り、山頂へ向かって再び進み始めます。
顔を上げれば山頂はもうすぐそこ。
結構上まで登ってきました。
進むとまた岩場に木の板が。
先ほどよりも標高の高いところなので怖い。
落ちないように気をつけながら進みます。
12:00 山頂に到着
ハイキングを始めてから約3時間半で山頂に到着。
頂上からの景色は、
すごい霧がかっていて全然景色見えません。
せっかく頑張って登ってきたのに…..。
山頂には40分ほどいました。
その間、座って休む人もいれば、持ってきた軽食を食べる人、写真撮影をして過ごす人もいます。
初めは霧が濃くて周りの景色がわかりませんでしたが、しばらくいると風が吹いてきました。
霧が流れて景色が見えるようになると、街の一部が現れました。
写真を撮ると、
霧が濃い時と比べてはっきりと景色を見ることができます。
こんな高いところから海と街を一望できてまさに絶景です。
この景色を見ると、天気は良くないけどここまで登ってきてよかったと思えました。
13:00 下山開始
来た道とほぼ同じ道を戻るので、下山にかかる時間もほとんど同じです。
基本来た道を戻りますが、途中で別の道を経由しながら下山します。
別の道を経由するのはロープで岩壁を降りるアクティビティをするためです。
登山時よりも険しくて長い岩壁を、腰につけた補助具にロープをつけて降りていきます。
この時ガイドの方が写真を撮ってくれます。
撮影した写真は下山後、airdropで送信してくれました。
アクティビティが終わり下山再開です。
下山をしていると天気が次第に晴れてきました。
霧が無くなり、リオデジャネイロの景色を一望できます。
霧のない景観を見ると、やっぱり晴れた時に登るのがベストですね。
16:00 下山
3時間ほどで下山できました。
登山の時は雨の影響で20分ほど待たされたので、ちょうどその時間分早くついた感じです。
雨が降った後の帰り道はとても滑ります。
途中ガイドが「もし滑って転んだら、他の参加者に1杯ずつビールを奢る罰ゲームをしよう」と言ってきました。
僕の友達は2回転んでました。
でも下山後、実際にビールは奢らなかったので大丈夫です。
ブラジリアンジョークでした(笑)
まとめ:大自然を肌で感じたい人やスリルを味わいたい人におすすめ!
思った以上にハードでスリリングでしたが、とても楽しいハイキングでした。
ハイキングが終わって感じた注意点は、
- 長時間のハイキングなので、十分な水分と軽食は必須
- 曇りの天気でもかなり日焼けするので、日焼け止めも入念に塗る必要がある
- 汚れと汗をかくので着替えも必要
- 白色の汚れやすい靴は履いていかない方がいい
険しい岩壁を登るので、大きな怪我をしている方やご高齢で運動が難しい方は難しいかもしれません。
下山した後は長時間高所にいたためか、心身ともに疲れていました。
ツアー後アクティブに動くのは体力的にきついかもしれません。
それでもせっかくブラジルまで来たので、こういった非日常的な体験も悪くないですね。
皆さんもブラジルに行った際は、普段できないようなアクティブな体験を楽しんでください。
ご覧いただきありがとうございました。
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