こんにちは。旅行と食べることが好きなkaiです。
世界最大面積の熱帯雨林アマゾン。
独自の生態系を形成しており、多種多様な植物や動物、さらに300以上の先住民族が暮らしています。
アマゾンの玄関口となっているブラジルの都市マナウスでは、アマゾンの大自然を味わうことができるツアーに参加することができます。
2024年1月、僕は「アナコンダロッジで行くアマゾンジャングルツアー」というアマゾンの現地ツアーに参加してきました。
この記事では僕が参加したアマゾンの現地ツアーの体験記や感想を写真付きでお伝えしていきます。
アマゾン現地ツアーのツアー内容や料金、宿泊施設について写真付きで紹介していくので、アマゾンに興味がある人、ブラジル旅行について考えている人は旅行プランの参考にしていただけるとうれしいです。
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アマゾン現地ツアーの概要
今回参加したのは、Expediaの現地ツアーから予約ができる「マナウス:アナコンダロッジで行くアマゾンジャングルツアー2、3、4日目」。
この中の1泊2日のツアーに参加してきました。
ツアー料金
2024年1月の僕が参加したときのツアー料金は以下のとおりでした。
1泊2日 | ・ファン・バスルーム付きプライベートキャビン 29,462円 ・エアコン・バスルーム付きプライベートキャビン 35,354円 |
2泊3日 | ・ファン・バスルーム付きプライベートキャビン 44,193円 ・エアコン・バスルーム付きプライベートキャビン 53,032円 |
3泊4日 | ・ファン・バスルーム付きプライベートキャビン 58,924円 ・エアコン・バスルーム付きプライベートキャビン 70,709円 |
ツアーの部屋はファン付きかエアコン付きの2つから選ぶことができます。
僕はエアコン付きキャビンを選択しました。
ただ、エアコン付きキャビンには注意点があります。
僕も現地に行って初めて知った情報ですが、キャビンで電気が使えるのはPM6:00 ~ AM6:00の間だけです。
したがって日中はエアコンが使えません(給湯器も使えないのでシャワーのお湯は出ません)。
僕は1月下旬にブラジルへ行きましたが(南米は真夏)、夜はあまり熱くないのでエアコンはなくても大丈夫だと感じました。
料金を多く支払っても限られた時間でしかエアコンが使えないので、ファン付きキャビンで十分ではないかと思います。
ツアー内容
僕が参加した1泊2日のアマゾン現地ツアーには以下のプランが含まれていました。
- ジャングルカヌー
- ピラニア釣り
- 夜間のカイマンウォッチングと野生動物の観察
- ジャングルウォーク
ちなみに2泊3日、3泊4日のプランでは1泊2日のプランに加えて以下の内容が体験できるそうです。
3日目:早朝の日の出ツアーに参加し、朝食をとった後、地元の原住民の家を訪ねます。伝統的なライフスタイルを守り続ける「カボクロ」たちは、自分たちの生き方を共有することに喜びを感じる誇り高き人たちです。ここでは、ガイドが地元の農業技術について説明します。
4日間コースでお申し込みの場合は、昼食後、現地ガイドと一緒にジャングルでのキャンプに出発します。経験豊富なジャングルガイドが、熱帯雨林を破壊することなく、必要なものすべてを抽出するためのすべてを教えてくれるのです。また、野生動物を見る機会もあり、夜には鳥やホエザルなどの動物の合唱を聴くことができます。
4日目(オプション):ジャングルで朝食をとり、ロッジに戻ります。昼食後、リオ・ネグロの紅茶色の水で泳ぐ自由時間があります。マナウスへの帰路につき、昼過ぎに到着するように準備します。
引用:Expedia
次にツアーに含まれているサービスについてです。
全てのツアーに以下のサービスが含まれています。
- ・マナウスのホテル送迎(AM7:00~AM9:30)
- ・ミネラルウォーター
- ・トロピカルフルーツ
- ・昼食、夕食、朝食
- ・英語を話せるガイド
- ・ロッジの使用料金
一方で以下の赤枠の料金はツアーに含まれていません。
- ・チップ
- ・空港までの送迎
- ・ビールやソフトドリンク
これらは必要があれば追加で支払う必要があります。
アディショナルツアーについて
通常のプランに加えて、追加料金を払うことでアディショナルツアーに参加できます。
1泊2日プランでは、以下の2つのアディショナルツアーに参加できました。
- ・現地の先住民族に会い、彼らのライフスタイルを知る
- ・アマゾン川で泳ぎ、ピンクイルカと触れ合う
料金は1つ120レアル(約3700円)で参加です。
追加料金は現金とクレジットカードで支払えました。
アディショナルツアーに参加する場合、先住民族に会うのは1日目、イルカと触れ合うのは2日目に組み込まれます。
アマゾン現地ツアー1日目
ここからはアマゾンの現地ツアーについてどのようなタイムテーブルで進んでいくのかを写真付きでご紹介していきます。
現地での様子を感じてみてください。
AM8:30 滞在したホテルでピックアップ
ホテルの送迎はAM7:00~AM9:30です。
ピックアップの具体的な時間は前日にメールで連絡がきました。
迎えがきたら車に乗り、他のツアー参加者の迎えにいきます。
AM9:30 ロッジへ行くための停船場へ向かう
ツアー参加者全員を迎えたら、ロッジへ行くためのボートがあるパリカトゥバ村へ移動します。
村はマナウス市街地から離れた場所にあるので、しばらく移動するとスマホに電波が入らなくなりました。
調べ物や連絡はあらかじめホテルで済ませておくといいと思います。
パリカトゥバ村に向かう途中、一度コンビニに寄ってくれました。
ロッジにはお菓子がなかったので、食べたい人はここで買っておくといいでしょう。
節約したい人は飲み物もここで買うことをおすすめします。
AM10:30 ボートのあるパリカトゥバ村に到着
パリカトゥバ村は現地の人が数人生活している小さな集落でした。
ここからモーター付きカヌーでロッジまで移動します。
ボートからの様子。
カヌーと水面は距離がすごく近いので、水飛沫もすごくて迫力を感じることができます。
AM11:00 ロッジに到着
荷物を下ろしてキャビンに運びます。
宿泊したエアコン付きキャビンの様子は後でお見せします。
キャビンの共用スペースにはハンモックやプール、チェアーがありました。
日光浴をしたりのんびりと過ごすことができそうです。
AM11:30 先住民族を訪れるアディショナルツアーに参加
追加料金を支払って2つのアディショナルツアーに申し込みをしたので、先住民族のツアーへ向かいます。
ちなみにアディショナルツアーに申し込まなかった場合は、昼食の時間までロッジで休憩になります。
ロッジから先住民族のところまではボートで10分くらいで着きました。
まずはガイドさんの案内で蔵や倉庫、集会所のような場所を見学します。
蔵には彼らが食べているナッツや虫が置いてあり、試食させてもらえました。
しばらくすると先住民族の方々が出てきて、彼らの歴史について説明してくれました。
先住民族の言語はわかりませんが、話した内容をガイドが英語に翻訳してくれます。
ただ内容は少し難しいので、英語力が高くないと聞き取れないかもしれません。
その後、ダンスや演奏が始まります。
楽器を使った演奏、足に付けたマラカスのような楽器でのダンス、社交ダンスのような踊り、先住民族の歌などの4演題を披露してくれました。
原始的な楽器や伝統的な歌やダンスは、彼らの歴史や文化を感じさせてくれます。
演奏の間は写真撮影や動画撮影しても大丈夫でした!
最後は先住民族と一緒にダンスをして、写真撮影をしました。
実際にダンスに参加できたのが楽しかったです!
そのあとは、ロッジに戻るまでの時間で先住民族の人が作ったお土産を買うことができます。
滞在時間は全部で1時間弱くらいでした。
PM1:00 ロッジで昼食
ビュッフェ形式でご飯やパスタ、フライドフィッシュ、豆の煮物、サラダ、スイカなどがありました。
大きなフライドフッシュや豆の煮物など、日本ではなかなか食べられないものを楽しむことができます。
味も悪くないし、現地の食事を食べられるのがよかったです。
食事と一緒にミネラルウォーターや牛乳、オレンジジュースなどは無料で飲むことができました。
一方でジュースやお酒は有料です。
ビールは350mlで300円、コーラは450円程度でした。
ロッジで飲み物を飲んだら用紙に自分の宿泊日とロッジの名前を記入し、飲んだ飲料に×印をつけます。
飲み物の追加料金はツアー終了時に支払います。
PM3:30 ピラニア釣り
昼食後少し休憩し、バイリンガルのガイドさんと一緒に小川をカヌーで進み、ピラニア釣りに挑戦しました。
1グループのピラニアを釣る平均回数は2.3回とのこと。
餌は鶏の皮、これを竿の針につけて釣っていきます。
釣れたピラニアは思っていたよりも大きい!
僕たちは2時間半ほど釣りをし、ツアー参加者3人で合計4匹釣ることができました。
ピラニアの歯はかなり鋭いので釣った後に噛まれて怪我をしないように注意してください。
ピラニア釣りのこの時間帯は、時間の経過とともに変わるアマゾンの景色や動物の鳴き声など、ここでしか味わうことのできない風情が味わうことができます。
PM6:30 アリゲーター探し
あたりはすっかり暗くなり、夜行探検が始まりました。
昼間は隠れているアリゲーターを探しに行きます。
探す方法はシンプルで、ボートで周りながらライトの光で照らして光る目を探します。
アリゲーターは川に浮いている川草にいるらしく、光を当てると鋭く光る眼光がわかります。
捕まえられる位置にいれば、ガイドさんがアリゲーターを捕まえてくれます。
僕は今回残念ながら捕まえることができませんでした。
アリゲーターは捕まえらませんでしたが、ボートから見る星空はとてつもなく綺麗。
月明かりで照らされた夜空は星が輝いており、このままずっと見ていたいと思う光景でした。
PM8:00 夕食
夕食も昼と同じビュッフェ形式です。
メニューはお昼と似ていて、お昼と違うのはパスタにチキンが追加されていたのと、フライドフィッシュがチキンになっていました。
1日目はこれにて終了。
アマゾン現地ツアー2日目
AM7:30 朝食
朝食メニューはパン、卵焼き、ウインナーを煮たもの、チーズ味のロール、スイカなどがありました。
牛乳やオレンジジュースを飲むこともできます。
AM8:30 アマゾンジャングルウォーク
ロッジからボートに乗り、アマゾンの熱帯雨林の中を1時間くらい歩きます。
散策中は、ガイドが薬草やアマゾンの熱帯雨林の木々について、ジャングルで狩りをする時の知恵、救援を呼ぶ方法などを教えてくれました。
大きなアリを見たり、トゲトゲして鋭い植物、アサイーの果物などアマゾンを存分に感じられました。
ジャングルの中には尖っている鋭い植物や大きな虫もいるので、短パンやサンダルはNGです。
服装は長ズボンとしっかりとしたスニーカーなどの靴を履いていくように前日の夜にガイドに言われるので準備しておきましょう。
AM10:30 ピンクイルカと泳ぐ
アディショナルツアーの2つ目、アマゾン川に住むピンクイルカに会いにいきます。
通常プランではその後、ロッジに戻って昼食をとり、リオ・ネグロの紅茶色の水の中で泳ぐ自由時間があるそうです。
アディショナルツアーではアマゾン川に入ってピンクイルカに触ったり泳ぐことができます。
アマゾン川に入ると言ってもピラニアのいないエリアを泳ぐので安全でした。
川の中に入る時は水着とタオルが必要になります。
「イルカの頭や背中を触るのは大丈夫だけど、顎の下などを触ると噛まれるので注意してください」と言われました。
インストラクターが魚を餌にしてイルカを近くに呼んでくれるのでチャンスを見計らって触ります。
イルカは硬いけどすべすべしていました。
餌やりが終わるとしばらく自由に泳ぐ時間を与えてくれます。
日中の暑いアマゾンで泳ぐのはとても気持ちがよかったです。
水温はちょうど良く、暖かい水と少し冷たい水を交互に感じたので、2つの川からの水が合流しているんだなと思いました。
イルカは人懐っこいので、泳いでいると近くに寄ってきてくれました。
イルカのアディショナルツアーは全部で1時間くらいで終わります。
PM1:00 昼食
帰ってきて少し休憩したら昼食です。
メニューは1日目の昼食と似ていました。
PM2:15 ロッジ出発
昼食後、一休みしたらロッジを出発する準備をします。
時間になったらボートに乗ってパリカトゥバ村へ向かいます。
PM3:30
マナウス市内に到着。
アマゾン現地ツアーの1泊2日が終了!
宿泊キャビンのルームツアー
僕はファン付きキャビンとエアコン付きキャビンの2つの中からエアコン付きキャビンを予約して宿泊しました。
アマゾンの中にある宿泊施設は快適なのか、ちゃんと休むことができるのか気になりますよね。
そこで、宿泊したエアコン付きキャビンの室内をご紹介します。
結論から言うと、キャビンでは休むことはできるけど潔癖症の人にはおすすめできない(笑)です。
理由はアマゾンの中なので虫がたくさんいるのと、水回りに気になる点があったからです。
キャビンには寝室と浴室があり、寝室にはシングルベッドとダブルベッド、荷物を置く台、小さな机があります。
ベッド自体は寝るには十分な大きさで、寝心地も悪くありませんでした。
ベッドの上にはバスタオルのみが置いてあり、かけ布団はありません。
ですが、アマゾンの夜は気温がちょうどいいので、かけ布団がなくても寝るのに問題ありませんでした。
ちなみに、アメニティはバスタオルのみで、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、ドライヤー、着替えや化粧品などはありません。
次に気になる水回りについてです。
写真では一見普通ですが、床には虫がたくさんいました(笑)。
清掃されている雰囲気はありましたが、おそらく隙間から虫が入ってきてしまうのだと思います。
水道やシャワーからはきちんと透明な綺麗な水が出てきます。
色は綺麗ですが、水道水は消毒のような独特な匂いがありました。
また、シャワーについては冷水のみで温水は出ませんでした。
日中は暑いのでまだいいですが、夜は冷水だけだと少し寒く感じました。
通信環境については、キャビンではWi-Fiが繋がらないか繋がってもかなり遅いです。
公共スペースでならWi-Fiは問題なく使えたました。
まとめ:アマゾンのジャングルで自然を感じられるツアー
世界最大の熱帯雨林アマゾンの現地ツアーではピラニア釣り、夜間探索、ジャングルウィークが楽しめます。
キャビンには世界中からきた旅行者と一緒に食事する機会もあり、一生で一回しかできない経験をすることができます。
潔癖な方には難しいかもしれませんが、自然が好きな方や非日常を味わいたい方は満足できるツアーです。
ここでしかできない経験がたくさんできるので、日本からかなり遠いですが、機会を作って行く価値は十分にあると思います。