
こんにちは。旅行と食べることが好きなkaiです。
中国の「北京首都国際空港」は乗り継ぎ地点として多く利用される空港です。
日本から海外へ格安で行きたい人はトランジェットで訪れることがあるのではないでしょうか。
トランジェットの待ち時間を空港で過ごすのもいいですが、もし数時間以上の待ち時間があるならば、その時間で北京の食や文化を楽しむことができます。
僕も2025年1月にベトナムへ行った際、北京でのトランジェットで乗り継ぎ時間が10時間半あったので、その時間を利用して観光してきました。
この記事では、トランジットの待ち時間で北京を観光した様子をご紹介します。
北京を観光するために必要な情報や役に立ったアプリも紹介するので、トランジェットの時間でも北京を観光したい人や中国旅行について知りたいという人はぜひ参考にしてください。
中国の入国について(2025年1月時点)
コロナ以来、日本人が中国へ入国するためには事前にビザを取得する必要がありました。
しかし、2024年11月30日(北京時間0時)から2025年12月31日(北京時間24時)までの間、日本の一般旅券保持者のビザ免除措置が適用されることになりました。
この措置により、上記の期間内であれば他の外国のようにパスポートのみで中国に入国することができます。
ただし商業・貿易、観光、親族訪問、交流・訪問、トランジットを目的とする、中国に30日以内に滞在する人が入国ビザ免除の対象です。上記以外の目的の場合は、引き続き入国前にビザを取得する必要があります。
入国に必要なARRIVAL CARD
中国へ入国するためにはARRIVAL CARDを記入してパスポートと一緒に入国審査で見せる必要があります。
ARRIVAL CARDとは中国に入国する外国人の個人情報や入国目的を記入する紙のことです。
トランジェット目的で入国した記入例を載せるので、ARRIVAL CARDをどのよう記入すればいいのかわからないという人は参考にしてください。
以下の記入で問題なく入国できました。

表面に記入する項目
- 姓と名
- 生年月日
- 旅券番号(パスポート番号)
- 乗ってきた飛行機のフライト番号
- 電話番号(日本の携帯電話は+81 90-0000-0000のように書きます)
- 入国する中国の都市の名前
- ホテルの名前と都市(トランジェットで宿泊しない場合は記入不要です)
- 性別
- 国籍
- ビザ(免除措置の期間であればVisa-Free)
- 入国理由(観光であれば旅游、トランジェットであれば过境にチェックします)
真ん中右の「中文姓名」は中国の名前のことなので、日本人は記入しなくて大丈夫です。

裏面にも記入する項目
- 「出国予定がありますか?あれば予定を記載してください」という意味。予定があればYesにチェックし、出国予定の日付と乗る飛行機のフライトナンバーを書きます。
- 「中国の誰かから招待されたり中国で連絡を取れる人はいますか?」という質問。いればその団体や人の名前と住所または連絡先を書きます。
- 「過去2年間で行ったことのある国はどこですか?」という意味。例)Taiwan
以上の項目を記入し、最後に著名すれば完了です。
待ち時間10時間40分で観光する北京
トランジェットで北京に滞在した時間は滞在時間は10時間40分。

この限られたトランジェットの待ち時間で観光するためには行く場所を決めて効率よく回る必要があります。
僕は王府井と天安門広場と天坛の比較的近い3ヶ所に行くことにしました。
北京市内へ行くためにまずは地下鉄乗り場(地铁)へ向かいます。
空港内には地上や頭上に地下鉄への案内がたくさんあるので、その方向に向かっていきます。

空港から市内へ行くには地下鉄の首都空港快速線(首都机场线)に乗ります。
場所にもよりますが、首都机场线で空港から市内まではおよそ1時間かかります。

地下鉄に乗っておよそ1時間で最初の目的地である王府井に到着しました。
王府井は北京で最も有名な商業地区で、多くのショッピングモールや小売店があります。

お腹が減っていては観光はできないということで、まずは本場中国料理を食べにいきます。
中国料理について事前に詳しく調べていなかったので、人気そうなお店に入ることにしました。
ここは卤煮という料理が楽しめるお店で、どうやら中国国内で高い評価を受けている様子です。

入店してみるとたくさんの中国料理が!
見たことあるような食べ物から初めて見るものまで種類が豊富です。
多くのお客さんでとても賑わっていました。

僕はこのお店で一番スタンダードな卤煮火烧を注文しました。
卤煮火烧とは豚モツの煮込み料理のことで、中は豚モツ、噛みごたえのあるお餅のようなもの、揚げ豆腐が入っていました。

中国っぽい八角などの香辛料が効いており、本格的な香りが漂います。
モツ特有の若干の臭さがあるものの、パクチーやおろしにんにくが入っているので食べてみるとそこまで気になりませんでした。
まさに中国に来たことを感じさせてくれる1杯です。
食後にデザートは欠かせないということで、近くの別のお店で抹茶アイスを買いました。
濃厚で美味しいし200円という安さ。

常に10人くらい並んでいたので、有名なのかかなりの人気店のようでした。
デザートを食べたらここからは観光していきます。
北京といえば有名なのが天安門広場。
ニュースなどでもよく映される場所で、毛沢東さんの大きな肖像画がある場所です。
天安門広場は王府井から一駅しか離れていないため、徒歩10分ほどで行くことができます。
誰でも入場料無料で行くことのできる天安門広場ですが、事前に予約しておく必要があります。
予約はWeChatというアプリで行いました。

予約した画面を検問官に見せて、荷物チェックを終えたら天安門広場に入ることができます。
テレビで見るあの景色がついに現れてきました。
天安門広場は金曜日にもかかわらずたくさんの人で賑わっていました。

今回僕は行きませんでしたが、天安門広場の近くには有名な故宮博物院があります。
故宮博物院も予約が必要で、来館7日前の20:00から予約受付が可能みたいです。
天安門広場と同じWeChatのミニプログラムから予約ができるので、行く予定の人は忘れずに予約しておきましょう。
天安門広場を終えて続いて向かったのは天坛というパワースポット。
最寄り駅は天坛东门駅で、天安門広場から電車で25〜40分ほどで行くことができます。
天坛は北京にある世界遺産の一つで、かつての中国皇帝たちが祈りの捧げた祭壇のことです。
僕が到着した時はすでに日が暮れてしまい、近くへ行くことはできませんでしたが、中国らしい装飾と綺麗な色彩を見ることができました。

天坛のある敷地内は広いので、十分に散策するためには明るい時間帯に1時間程度の時間を持って訪れるのがいいと思います。
予定していたすべての目的地に行くことができたので、、飛行機のチェックインのために空港へ戻ります。
チェックインを済ませ、登場時間まで空港でご飯を食べることにしました。

まとめ
トランジェットの待ち時間10時間40分で北京を観光してきました。
フライトの2時間前には遅くても空港に戻ってこないといけないので、観光に使える時間は8時間程度でした。
空港から市内まで往復で2時間かかることを考えると、北京をトランジェントで観光するためには最低でも5時間以上は必要だと思います。
中国の支払いは現金は一切使わず、全てAlipayとWeChat payで行いました。
公共交通機関もアプリに表示されるQRコードを読み取るだけで乗ることができます。
ただし、これらのアプリを使うためには事前に日本でクレジットカード情報を登録しておく必要があります。
中国は英語があまり通じません。
僕は中国語を少し話すことができるので大きく困りませんでしたが、中国語が不安な人は翻訳アプリがあると便利だと思いました。
北京でのトランジット観光は短時間でも中国の文化や歴史に触れることができます。
事前にしっかりと準備を整え、移動や時間管理を意識すれば、限られた時間でも充実した旅を楽しむことができるので、中国を経由する際にはみなさんもトランジット観光に挑戦してみてください。
ご覧いただきありがとうございました。