この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、旅行と食べることが好きなkaiです!
山形県尾花沢市にある銀山温泉。
大正ロマンな雰囲気が漂う銀山温泉街には、千と千尋の神隠しの世界を思わせるような木造旅館が建ち並んでいます。
NHKの連続テレビ小説「おしん」の舞台として全国で有名になり、その街並みから「一度は訪れたい温泉街」として人気になりました。
今回、そんな銀山温泉街にある温泉旅館「御宿やなだ屋」に宿泊してきました。
御宿やなだ屋は1日4組しか泊まることのできない予約必須の温泉宿。
効能の豊富な温泉と地元尾花沢の食材を使った料理が魅力です。
この記事では銀山温泉街にある御宿やなだ屋の料理や温泉、宿泊部屋からの景色のレビューと予約におすすめの方法まで幅広くご紹介していきます。
住所 | 〒999-4333 山形県尾花沢市尾花沢大字銀山新畑418 |
電話番号 | 0237-28-2030 |
チェックイン | 15:00〜 |
チェックアウト | 〜10:00 |
宿泊料金(大人1人税込) | 山側:25,300円〜 川側:26,400円〜 |
宿泊料金には夕朝2食分の料金も含まれています。
現地での支払いはクレジットカードが使えず、現金のみです
車、JR(電車+新幹線)、飛行機でアクセスすることができます。
車でのアクセス
車で行く場合、やなだ屋専用駐車場があるので、そこに駐車することができます。
銀山温泉街に向かって坂道を下る途中、左側にバス停とオレンジ色の駐車場の看板が見えたら左に曲がり、向かって左側の5~9、18、19番がやなだ屋の駐車場です。
JR(電車+新幹線)でのアクセス
銀山温泉街の最寄り駅は大石田駅です。
大石田駅まで電車や新幹線でアクセスし、そこからバスに乗って向かいます。
バスはおよそ2時間に1本のペースで運行されており、大石田駅〜銀山温泉の運賃は片道1000円、乗車時間は約40分ほどです。
また、仙台からバスで行くことも可能です。
仙台発の場合、尾花沢待合所で下車し、バスの乗り換えが1回必要になります。
各区間の乗車時間と運賃(片道)は以下の通りです。
乗車時間 | 運賃(片道) | |
仙台駅前23番〜尾花沢待合所 | 1時間46分 | 2,200円 |
尾花沢待合所〜銀山温泉 | 約30分 | 880円 |
飛行機でのアクセス
山形空港から車で約45分です。
御宿やなだ屋には宿泊者をもてなす様々なサービスがあります。
その中でもこれはありがたい!と思ったサービスを2つご紹介します。
浴衣、下駄、ベンチコートの貸し出し
御宿やなだ屋には種類豊富な色浴衣がたくさん用意してありました。
宿泊客はその中から好きな色浴衣を選び、選んだ色浴衣を着て温泉街を散策することができます。
浴衣姿で温泉街を周ることができるのは気分が上がるうれしいサービスですね。
下駄を履くこともできるので、温泉街の雰囲気を存分に満喫することができます。
銀山温泉街に着いたら早めにチェックインし、浴衣に着替えてから温泉街を散策するのがおすすめ
ベンチコートの貸し出しも行っていました。
銀山温泉は雪景色が有名な温泉街なので、冬に多くの宿泊客が訪れる温泉街です。
極寒の冬に来ても、お客さんに寒い思いをさせない銀山温泉ならではの素敵なサービスだと思いました。
ウォーターサーバー・コーヒーメーカーが使い放題
フロントにコーヒーメーカーとウォーターサーバーが設置してあります。
宿泊中は自由に使っていいとのことで、お水やコーヒーなどが飲み放題です。
美味しい飲み物が好きに飲めるのはうれしいですね。
銀山温泉街にはコンビニやスーパーがありませんが、コーヒーメーカーとウォーターサーバーが使えるので、宿泊中は飲み物の心配をする必要はありません。
御宿やなだ屋には、客室が川側2部屋と山側2部屋の計4部屋しかありません。
客室は全て昔ながらの和室で、宿の目の前に流れている小川のせせらぎを聞くことができます。
今回僕は川側の「花水面」という客室に泊まってきました。
温泉街が見えるこの客室からの景色や設備を詳しく紹介していきます。
川側の客室「花水面」の設備
花水面は階段を上がってすぐにある広さ10畳の和室部屋です。
部屋は最大5人まで宿泊が可能で、ゆったりと過ごすには十分な大きさ。
部屋の中にはエアコン、空気清浄機、テレビ、ウォーターサーバー、冷蔵庫、洗面所、トイレといった設備があります。
フロントだけでなく客室にもウォーターサーバーが設置してありました。
部屋の中でも美味しいお水を飲むことができます
部屋にトイレはありますが、シャワーやお風呂はありません。
アメニティはバスタオル、ハンドタオル、歯ブラシ、シェーバーがあります。
浴衣を結ぶ帯や羽織も一緒に置いてありました。
川側の客室「花水面」からの街風景
花水面は窓から温泉街の街並みを見ることができる川側の客室。
気になる部屋の窓からの外の眺めは、まさに大正ロマンといった光景!
宿泊している間はこの景色がいつでも見られると思うとたまらないです。
夜になると街灯や旅館の灯りがつき、雰囲気がさらに良くなります。
千と千尋の神隠しに出てきそうなこの街景色を見るために訪れる人も多い銀山温泉。
川側の客室は山側の客よりも宿泊料金が少し高いですが、この景色を見られるならば払う価値が十分にあります。
夜のライトアップは21時を過ぎると徐々に消え始めると宿の方が教えてくれました。
夜の銀山温泉街を散策したり写真を撮ったりする人は早めに済ませてしまいましょう。
「御宿やなだ屋」の魅力の一つが山形の食材をふんだんに使った料理!
宿泊代金には夕食と朝食の料金が含まれています。
夕食
夕食は18:30が目安で、準備ができしだい部屋に連絡をくれるようになっています。
お品書きは以下のようです。
前菜や鍋物、造里、焼物、水物など計12品目が提供されます。
最初に席に案内されると、先附や前菜、酢物、香物が用意されていました。
種類豊富で何から食べたらいいのか迷ってしまいます(笑)
鍋物以降の料理は完成し次第、出来立てを席まで運んでくれます。
右手前のグラスに入っているピンクの飲み物は食前酒の西瓜のお酒。
スイカの香りがふわっと香る甘くてジュースのような飲みやすいお酒でした。
鍋物は地元のA5ランク尾花沢牛を使ったしゃぶしゃぶ。
お宿で食べる鍋料理はザ旅館飯!という感じがしていいですよね。
汁物は山形名物の芋煮。
「芋煮会」という行事が行われるほど、山形で人気な郷土料理です。
里芋、舞茸、牛肉、しめじ、白こんにゃく、ネギといったたくさんの具材が入っていました。
造里は季節の盛り合わせのお造り。
上から時計回りにマグロ、鯉、ホタテ、こんにゃく、ホタルイカの5種類が並べられています。
鯉のお造りは普段あまり食べることがないので、貴重な経験です。
メニューでは揚物で蕎麦掻が出てくるはずでしたが、今回はその代わりに焼き魚が提供されました。
時期や仕入れ状況によってメニューは変わることがあります。
続いては、焼物の尾花沢牛ステーキ(A5ランク)
夕食のメニューの中で一番美味しかったのがこのステーキ。
上質な脂と噛まなくても食べられるんじゃないかと思うくらい柔らかいお肉。
このステーキを食べるだけでもこのお宿に泊まってよかったと思わせてくれるくらい美味しい!
ステーキと一緒に白米となめこ汁も提供されます。
食事は手打ちそば。
コシがあり、そばの香りもとてもいいです。
ここまでくるとお腹はほとんどいっぱいになってきます(笑)
食後のデザートはきな粉プリント抹茶のアイスクリームでした。
朝食
朝食は7:30からか8:00からの2つの時間帯が選べます。
朝食は小鉢に入れられた料理がずらっと並べられていました。
どれもご飯が進む味で、山形県のブランド米「つや姫」との相性が抜群でした。
朝食時にはオレンジジュースか牛乳を1杯サービスでいただけます。
御宿やなだ屋には男湯と女湯の2つの温泉があります。
男湯、女湯という名前ですが、どちらでも空いている温泉に入ってしまってかまわないと言われました。
どうやら温泉に入るときは部屋ごとで貸切状態になるようです。
宿泊中はいつでも他のお客さんに気を遣わないで温泉に入ることができて嬉しいですね。
温泉にはチェックインをしてから翌日の9時まで入浴することができます。
温泉は5人以内で入るには十分な広さ
温泉は少し熱めで、体感ですが温度が40〜42℃あると思いました。
食塩含有硫化水素泉という泉質で、神経痛や冷え性、疲労回復に効能があるようです。
浴室内にはシャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔料、メイク落としといった化粧品が豊富に置いてあります。
なお、貸切での入浴になるため、他のお客さんがずっと温泉に入れないことがないように、1回の入浴時間は40分程度までと書いてありました。
もし他の宿泊客が入浴中で自分たちが温泉に入れないときは、スタッフの人に声をかけておくと、温泉が空いたら部屋に連絡をくれます。
銀山温泉の旅館は人気かつ客室数が少ないため、予約が取りにくいことが特徴です。
ですが、比較的予約が取りやすいのがじゃらん。
1日4組しか宿泊できない御宿やなだ屋ですが、じゃらんの売れた宿ランキングで例年上位を獲得しています。
じゃらんから毎年多くの宿泊者が予約していることがわかりますね。
僕もじゃらんを使って予約をしました。
空室があるとすぐに予約でうまってしまいますが、1ヶ月以上前であれば予約ができそうです。
予約でいっぱいになっていても定期的にサイトをチェックしておくと、空室になっている場合があります。
日程が合わなくなった人がキャセル料金がかかる前にキャンセルすることもあるので、行きたい時期が決まっている人はチェックしましょう。
また、御宿やなだ屋の公式サイトからも予約することができます。
公式サイトから予約すると、通常のチェックインが通常よりも1時間早い14時〜できたり、ワンドリンクサービス(アルコールを含む)の特典がついています。
1日4組しか泊まることのできない「御宿やなだ屋」。
地元の食材を使った絶品料理と貸切で入れる温泉が魅了の温泉宿です。
温泉街の中心にあるので、観光にも最適。
1泊28,750円(夕朝2食付き)と宿泊料金は高めですが、料金に見合うだけの満足のできるサービスを受けることができました。
銀山温泉へ旅行に行かれる方は、最高のおもてなしを受けることができる「御宿やなだ屋」に宿泊してみてはいかがでしょうか。
美味しい料理と温かい温泉、素敵な景色できっと忘れられない思い出になるはずです。